解氷スプレーを使ってもフロントガラスは大丈夫か?
問題ないです!
解氷スプレーの成分の殆どはエチルアルコールで正式名「エチレングリコール」や「イソプロピルアルコール」に「LPGガス」などです。噴きつけることでアルコール類が窓ガラスの氷の氷点を下げる作用が働き溶かすというものです。
車のボディーへの影響は・・・
ほとんど影響はありません!
国産車が欧州に輸出されていることが、そのことを証明しています。欧州にはドイツなど冬季、極端に温度がさがる地域があります。こういった地域では、ウィンドウォッシャー液に解氷スプレーにはいっている、「エチレングリコール」や「イソプロピルアルコール」が含まれています。従いましてウィンドウォッシャーをつかうと、アルコール臭が車内に漏れてきます。このような環境でも使えるように部品や車体を設計しますので、ウィンドウォッシャー液によるボディーへの影響はほとんどないと考えていただいてかまいません。
○よくお湯や水を使う人がいますが、効果的ではありません。
お湯を使うと、局部的に温度を上げることになるため、ガラスの熱ひずみを生じやすくなり、破損の可能性があります。すぐには壊れず、ある日、突然、壊れることになりますので、おやめください。水は破損の影響はありませんが、走行中に外気で冷やされると、より厚い氷層を形成し、かえって視界をさまたげることが多くなります。これをワイパーで無理矢理、取ろうとすると、ワイパーのゴムや窓ガラスの表面に傷を付けることになりますので、これもおやめください。
欧州で一般的使われているようにアルコール類を含む解氷スプレーを使うのがいちばん合理的です。
「解氷スプレーが最良の選択」
●解氷スプレー以外の方法
・エンジン暖機+デフロスタ → 燃料消費のムダ
・水 → 再氷結
・温水(熱湯) → ガラス破損(熱ひずみによる。ある日、突然起きる)
・毛布 → 強い風で吹き飛ばされる。その際,取り付けていたサイドミラーなどに傷が付く
・スクレーパー → ガラス表面に傷が付く
●上手に使う方法
欧州で一般的使われているようにアルコール類を含む解氷スプレーを使うのが、いちばん合理的です。なおスプレー後、ワイパーなどで広げると少ないスプレー量で解凍できます。ただワイパー付近がある程度、解けていないと、ワイパーやガラスを痛めます。解氷スプレーの「液」がワイパー部分に少しかかるようにしてください。
●エアコン
エアコンをONすれば除湿できます。これはガラスの内側に細かい水滴がついているとき,それを晴らすのに効果的です。
外気温が0℃以下の時は、外気導入+暖房MAX+デフロスタ吹き出しで使ってください。